キャンディルグループのスキル向上イベント「サービススタッフ王決定戦!」とは?

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キャンディルグループ広報ブログ、今回のテーマは…

キャンディルグループのスキル向上イベント「サービススタッフ王決定戦!」とは?

キャンディルグループのバーンリペアではスキル向上イベント「サービススタッフ王決定戦!2021」を2021年5月~11月に開催しました。

現在は、バーンリペア社内で実施していますが、今後は、広くグループ企業や協力業者の方々も巻き込んだイベントに育てていきたいと考えています。

ネーミングどおりサービススタッフのNo.1を決めるイベントではあるのですが、位置づけとしてはスタッフ全員のスキル向上を目指して行う研修のため、任意参加ではなく、バーンリペアの全サービススタッフ(サービス部門<リペア・施工>、点検部門)400人超が参加して行われました。

全サービススタッフ対象は初、技術面だけでなく知識力・対応力も評価要素に

スキル向上イベントとしては、これまでも「腕自慢甲子園」「腕自慢大会(実力テスト)」などのタイトルで何度か開催し、リペアスタッフを対象にリペアの技術面のみで評価を行ってきましたが、リペア、施工、点検の全サービススタッフを対象にしたスキル向上イベントは今回が初めて。

また、今回は「サービススタッフ」としてのスキル向上を意識し、技術面に加えて知識力や対応力も評価要素にしました。

1次・2次予選は「知っていればオーナー・依頼者が満足する、クレーム・事故を防げること」をeラーニングで

サービス部門・点検部門ともにeラーニングによる知識テストを5月~6月に予選として行いました。

合格点の設定はなく、各部門の上位から選出人数の同率順位の人が次のステージに進めます。
1次予選・2次予選ともに制限時間は60分。

注意力、集中力、観察力、論理的思考力、専門知識、会社の方針、一般教養などの総合的な基礎知識を養う全245問の中からランダムに1次予選、2次予選それぞれ60問が出題されます。中でも「論理的思考力」関連の比重が大きいのが特徴です。論理的思考力は、オーナー・依頼者への説明、報告書作成、後進の育成などに不可欠で、サービススタッフ全員が、より強化していきたい要素だからです。

具体的には論理的思考力として「文の並び替え」「具体と抽象」「図形パズル」といったSPI的なものから、道交法・道路標識、運転危険予知の動画や、建築知識、接客サービス接遇、顧客知識・特徴といったものまで、「知っていればオーナー・依頼者が満足すること、クレーム・事故を防げること」を問う内容ですが、予想外の計算問題もあり、戸惑った参加者もいたようです。

サービス部門の決勝は、まさかの動物のペーパークラフト?!

サービス部門は7月の準決勝(リフィットサービスの現場担当スタッフとして入居済みの現場に訪問する設定で行われたZoomでのロープレ対決)を経て、11月に決勝が行われました。

決勝は、基礎課題(リペア・施工共通:ペーパークラフト)が120分。
続いて専門課題(リペア:樹脂シートフローリングのえぐれ傷補修):90分、(施工:室内壁の手すり設置):70分で行われました。 ペーパークラフト

基礎課題(ペーパークラフト)課題

ペーパークラフトは普段の業務内容にはありません。それでも基礎課題としてペーパークラフトを出題したのは「普段やっていない作業をやってほしいから」です。初めての作業をどうやって効率よく進めるか、初めてでも段取りと作業のポイントがわかるかどうかなどを評価しました。

共通課題のペーパークラフトに手こずった参加者が多数。参加者全員に共通の材料と道具を(不要なものまで含めていろいろと)支給しておきましたが、ペーパークラフトとして正しい道具を選べた人は少なかったようです。普段の業務と同様に、ペーパークラフトでも材料や道具の特性を理解したうえで選択できることが大切です。

ペーパークラウト作業中基礎課題(ペーパークラフト)作業中の様子

ペーパークラフト完成基礎課題(ペーパークラフト)作品。各自が初めてのペーパークラフトに悪戦苦闘した感じが伝わってきます…。

専門課題(リペア)作業中の様子

専門課題(施工)作業中の様子

サービス部門決勝戦の評価は、会場にいた全員(運営者と参加者)により行われました。

点検部門の決勝は、ロープレ対決中に災害が発生?!

11月に行われた点検部門の決勝は、出場者同士でスタッフ役・お客様役になって1対1のお客様対応ロープレ対決をZoomで行いました。

1・2回戦は対戦時間5分、3回戦は対戦時間8分です。

点検ロープレお客様対応ロープレ対決(決勝)の様子

身だしなみや表情、言葉遣い、説明内容、質問への応答などが評価されるのはもちろんですが、中にはロープレ中に地震などの災害が発生する設定があったりと、災害に対しても、とっさに正しい判断・対応ができるかどうかも試されました。

点検部門決勝の評価は、1対1の対戦なので、お客様目線で「自分の家に来てもらうなら、どちらがよいか」という観点から、決勝のライブ配信を視聴していた社員によって行われました。

決勝と表彰式は社内にライブ配信、新人のポテンシャルも感じる結果に

決勝と12月に行われた表彰式は社内でライブ配信を行い、サービススタッフ以外の社員も一緒に盛り上がりました。

技術面だけでなく、知識力や対応力まで含めた「サービススタッフ王」としての総合評価なので、入社半年の新人が準決勝に進出したりと、必ずしも経験や勤続年数に比例した結果にはならなかったのが面白かったです。新人のポテンシャルも感じることができました。

日頃は全国の現場で各自が一人で作業することがほとんどなので、今回のイベントは他のスタッフがどんなサービスや技術・工夫などを行っているのかを実際に見る機会でもあり、参加者全員の順位と点数も公表しているため、知識やスキルの棚卸しのよいきっかけにもなったようです。イベント終了後も決勝の課題について参加者の間で「こういうやり方もいいのでは?」といった、よりよいサービスを考える意見交換も続きました。

キャンディルグループでは、スキル向上イベント「サービススタッフ王決定戦」以外にも、技術系従業員を対象に随時研修を行っています。一人で現場に出られるようになるまでの新人研修はもちろん、現場デビュー後もOJTや勉強会、昇格試験などを実施し、戸建住宅、集合住宅、商業施設、専門チェーン、ホテルなどさまざまな分野の建築関連サービスのスキル向上に日々取り組んでいます。

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